料理が出来ない人が飲食店を開業した末路

今じゃ飲食業は鬼門のようにベテランでも生き残れない戦場となっていますが、脱サラブームの時に開業して想定外の末路を歩んだ人もいます。居抜きで安く店を出すことがまだ知らない人が多い時でした。

ブームとかねてから一国一城の主になってみたかったという願望も揃い、サラリーマン生活で貯めてきた預金や借りたりした分を合わせて、新築での二階建ての料理屋を開業した人物がいました。大きな国道に面した好立地に新築の二階建てで狸の大きな置物であるとか和風の庭園が囲み割烹料亭のような風格で鳴り物入りでのデビューでした。

当人達も格好は一流を意識して高級旅館の和装束で内装も凝りに凝り下駄箱も木の板でやる鍵にしてました。ところが料理の腕前に関しては素人で一度も習ったことが無い手前味噌でした。一流を再現できたのは玄関まででした。

いくら格好で醸し出しても、カレーライスに、うどんと蕎麦というメニュー構成でトッピングを選べれるだけのシステムで注文してすぐに出てくるインスタント仕様の昔の学食のようなそんな内容で1000円台の価格を取るもんだから怒って帰る人も多かったと思います。

最初はそんなもんかと、数年経ってから行ってみるとメニューがゆうに100種類を超えていました。複数のメニューを注文してみると、一応は手作りで最初は作っていたカレーでしたが、どこかで食べたレトルトになっていました。唐揚げなんかもそうで、味とか色合いで分かるくらいのモノでした。

コーヒーをサービスで最後に聞かれて出てきたものは一日置いたような風味の飛んだもので開いた口が塞がらずに。。一時間程度いましたけど、そのときは来店してくる客は一人もいませんでした。

最初のオープン時の賑わいと違いますし力を入れる場所を完全に間違えてるようでした。それから数年経って行ってみると、今度は昼間なの薄暗い店内で、タバコの煙が充満し、店主が常連と麻雀をやっていました。めんどくさそうに接客し、チャーハンしか出来ないと言われました。。。

一応、お冷が出てきましたけどグラスが脂ぎっており、匂いもしたので、それだけで食欲が無くなってしまいました。最後は風で看板が飛ばされて廃墟のように錆びれたようになり閉店しました。