怖かった先輩の真意は思いやりでありコンプレックスの固まりでもあった

言葉の真意を知り真摯に受け止める

細かい事まで本気で怒る先輩がいました。当時は、いちいち頭にきたり、いつか追い越してやりたいような反発する心情ばかりがあり、そのうち「ああいう性格だから、やり過ごすしかない」ような考え方にシフトしていくのを思いだしました。

その先輩だけに限らず、一定に環境が変わっても似たような人に出会います。私のなかでは苦手意識もありましたが、少し尊敬もできる部分も感じていましたので、なんとか付き合ってはいける状況でした。今は真意も理解できるようになりました。

未熟なマインドでのアドバイスは失敗を与えてしまうこともある

ある後輩の例なんですが、怖い先輩から「鼻毛切って出直してこい!帰れ!」と怒鳴られていました。私はその後輩と話す機会があって、後輩はネチネチといつまでも怖い先輩の愚痴を言っていました。私も最初は聞いてましたけど、だんだんと気持ち悪くなってきたので、「そういう性格の人はどこに行っても必ずいるから、早く忘れたほうがいいよ」という感じのアドバイスまでしか出来ませんでした。

私は怒られて悔しがりながらも改善することに目を向けていき、何年か経って、その頃にはもう、その先輩から怒られることは無くなっていました。そして、その先輩は引っ越していくときに、私に「お前ほど成長した奴はいなかったよ、俺がいなくなっても後は頼んだよ」と言って引っ越していきました。

まだ本当の真意が分かっていなかった私は、そこで怖くて煩い存在でもあった先輩が引っ越して安心できた解放感のほうが勝っていました。

後輩はというと、それまでの間、先輩を無視しつづけ、反発するように、ますます意固地となり、髪の毛をロン毛にして、髭を伸ばし放題にし、爪も鼻毛も相変わらず伸ばし、悪臭を漂わせながら仙人かホームレスかと突っ込まれるような出で立ちで人と話すときはソフトな草食男子のような振る舞いをしていましたが、完全に成長は止まり悪い部分だけが露呈していました。

あとで言葉の真意が分かってきて「鼻毛を切ってから出直してこい!」というのは、社会で恥を書きますよとか、身だしなみが万般にも影響をしていくことを戒めたのだと思います。怒っていたときの言葉の一つ一つに真心も込められていたんだと分かるようになりました。

その後輩だけじゃなく、他にも沢山のそういう人を見てきましたけど鼻毛を生やしていた時点で家族の中での指摘などを無視していた訳ですから、その時点で相当に末期状態だったのだと今は分かります。共通点として、そこを直せばずっと物事が改善するのに頑として人の忠言を退けるという強烈なまでのエゴイズムを持っているんですね。

その後輩は家族も含めてすべて相手が悪いということを言って、昔受けたイジメが影響してると言っていました。言い訳はいくらでも出てくるけれど、けっきょくは一番損してるのは変わろうともしないことを他人のせいで変われないと思う自分であることに気付いていなかったんです。

まだ真意を完全に理解してなかった私も、自身が行って結果の出た断捨離をすることと、何もしてないんだったら、家の掃除でもやってあげたほうがいいよ?と少し家族に恩返しをしたほうが良いというアドバイスを優しくしていました。マインドというよりも方法を重視した提案でしたが、けっきょくはやらないようでした。

三種神器のようなPCのお下がりを与えられて、自分で切り開いていくためのツールとして後輩は家族より無償でもらったのですが、ちょっと数ヶ月だけ、ゲームの合間にサーフィンしただけで投げ出してしまったのでした。その後、しばらく手を貸すのを辞めましたけど、時が経ってもなお変わることはありませんでしたし、当時の私のマインドでは手に負うことが出来なかったのです。

もうこっちからは連絡は取ってませんが、今度は真意を伝えたいと思っています。

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