ヤンキーVS風紀委員 暴走を開始した風紀委員

中学入学した入学式からウンコ座りの集団とパーマ軍団

複数の小学校から寄り集まって入学する方式で、噂は流れていたけども、入学早々の段階から香ばしい軍団を目にすることになりました。

とある校区からの入学組が特に目立っており、研究しつくされたウンコ座りに剃り込みが入ってリーゼントに変形学生服と、最初から決めてきていました。

教室内での態度も悪く、椅子にふんぞりかえって、足を机の上に投げ出していたり、机を彫って灰皿の代わりにしてタバコを吸っていたりしました。

やはり悪い先輩が上にいて、悪のエリート教育を受けていたようでした。

破壊しつくされた構内

天井を傘で着いたりして、ボードが崩落していたり、便所の大のドアは破壊され、便器も割れていて、学生用のトイレは使用不可の状態でした。

普通のトイレでも一般生徒は、用たし中に、いつケツを蹴り上げられるかと怯えて、常にヤンキーの動向の間隙ついて行動する始末でした。

職員用の便所は屈強な体育教師が常駐し、竹刀を持って警護しているという状況でした。

一番最初はヤンキー軍団から勧誘された

武道系の部活に入った関係もあってか、親しげにヤンキーが寄ってきました。メディアで美化された話しの中でのヤンキー像は魅力的な部分を持っており興味を向かせるには十分な力を持っていました。

そして、軍団と親しくなってみたら色々と分かってきたことがありました。軍団ですら着用してない上級者向けの変形学生服を買わないか?と持ちかけられました。おそらく先輩からの強要なんでしょう。

そして万引きだったり、先生に犯行するのを意図的にやっていることも分かりました。そういった悪行を常態化させて、良心の呵責を麻痺させるのが狙いだったと思います。

電話BOXを壊したとか、そういった悪い自慢話ばかりで、私が描いていたカリスマのような人物はそこにはいませんでした。

ある意味でツイていたのかもしれません。影響力の大きいカリスマがいたら、アウトローな世界を登ってみようと思ったかもしれませんので、大きな岐路だったと思います。

カリスマがいた同級生の末路

小学校の同級生で親友だった人物が引っ越していった先に、カリスマ性を持ったヤンキーがいて、その同級生も触発されてヤンキーの幹部へとなっていました。

ボンタン狩りをして、周辺では敵知らずにまでなっていたそうで、昔は楽しかったような話しを、何年経とうが美談として語っていました。

けれど、私に自分の車を売ろうとしたり、よく分からないチケットでライブに参加するように私にも、あの手この手で興味を引かせようとしてきましたが、あまり口が達者じゃなかったので、興味を持つ内容に聞こえませんでしたので、金欠を理由に全て断りました。

けっきょく、上層部が潤う仕組みを覚えただけだったようです。

風紀委員が結成された

屈強な体育教師は入学したばかりのヤンキーには拳で顔を殴ったりして、一時的に大人しくさせていましたが、卒業のお礼参りで病院送りにされた経験から、だんだんとヤンキーに媚びていく流れを取っていました。

そして、ときおりOBの暴走族が集団でバイクで乱入してきて、窓ガラスを金属バットで割っていくということが繰り返されていました。

赴任してきた新しい校長は最初、仏の態度を貫いていけば事態は好転すると信じ、壊された場所の補修を校長という立場でありながら頭にタオルを蒔いて一生懸命にやり、笑顔での挨拶を続けていました。

しかし、触発されて手伝う生徒がいる反面、根本から事態が改善されるまでには時が足りませんでした。

徒党を組んで校長が作業してるのを挑発して邪魔するように、ヤンキー達はわざと嫌がらせを繰り返しました。

仏の顔をしていた校長が珍しく般若のような形相になり声を絞りだすように「あまり舐めんなよ糞ガキが」とつぶやいていました。

そして、組織されたのが自治警護組織の風紀委員でした。ヤンキーの態度もあからさまで、小学校でのヒエラルキーを引き継いでいて、秀才のスポーツマンや生徒会長及び生徒会の武闘派には逆らうことはしませんでした。

生徒会長が演説してる際にヤンキー達がざわついていると、生徒会長が「うるさいよ!」一括し、無視していたら、生徒会長がヤンキーの所まで来て、髪を掴んで床にねじ伏せてました。

そう、小学校では腕力も上だったため、その名残で逆らえない構図となっていました。

風紀委員の選抜と始動

風紀委員は学校お墨付きの風紀を改善するという大儀名文が与えられ、裏では内申に影響を大きくするというとりかわしもあったようでした。

武道系の部活動者を中心に選抜され、私も所属していたので声がかかりました。

マインド面から教育され、複数で襲われたときの対処法も学んだり、あとは、うさぎ飛びなどの体力強化が中心の訓練でした。

髪形を7・3分けにポマードで固めて腕に風紀の腕章をして臨みました。

最初は非常に恐怖心に支配されていました。

そして、数十人のヤンキーがいるところへ注意しにいき、先輩は「見ていろ」と一人で乗り込みました。

心配して見ていると、最初は威勢のよかったヤンキーでしたが、結果からいうと相手になりませんでした。

大半が烏合の集で、先輩がかかってきたのを転ばして、関節技を決めて失神させるとほとんどは、その場で声を失って膝を震わせていました。

そして、先輩は「肝心なのはここからだ」と言って、ヤンキー達を一喝して正座させて、断髪式だとリーゼントなどを切っていきました。金髪にしてる者にはスプレーで髪を黒くして、最後は変形学生服を取り上げて焼却炉で燃やしていました。

暴走を始めた風紀委員

体育教師などからも全幅の信頼を浴びて称賛をされていくうちに風紀委員は暴走する者が出てきました。

肩で風を切るように歩くようになり、ヤンキーを見つけると追いかけ回すようになっていきました。

最終的に風紀委員のほとんどは推薦で進学していき、なんとヤンキー組織を牛耳っていた者は家ではシコシコとガリ勉をしていて、最高レベルの学校へと進学をしていきました。

それまで、リーダーから恐怖を植えつけられたり鼓舞されて勉強をせずに悪いことをするのが正しい道であると刷り込まれていた子分達は落胆の色をかくせませんでした。

風紀委員に制圧され、信じていたリーダーからも裏切られた最大の被害者とも言えます。

とんだビジネスヤンキーだったといのが、そこでの真実でしたし、風紀委員にしても内申での推薦のメリットが一番の原動力であったという実に現実的なカリスマ性もなにもない世界だったのです。

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